第二次世界大戦末期を舞台に、作家の野村(永瀬正敏)は絶望の淵に立たされる。バーで働く女性は、元娼婦である。彼女は昔、家の財政難から父親に娼館に売られた。作家と女は、戦争が終わるまで夫婦として暮らすことを約束する。女は過去の経緯から性的快楽を感じず、男は女の肉体に欲情する。
一方、大平(村上淳)は日本のために中国で戦っていた。戦争という名のもとに、民間人に対する非道な行為に加担した。彼は片腕だけになって日本に帰国する。そして大平は、罪のない女性たちを食い物にし始める。
~大平は、強姦魔で連続殺人犯の小平義夫をモデルにしています。