人生で最後になるかもしれないこの瞬間を、最高の散歩日和に。旅を通して、本当の幸せや生きる喜びに気づくロードムービー。
賢明な両親のもとで何一つ迷惑をかけることなく育ったサンウク。エリート校を卒業し、仕事に励んでいる。恋人との結婚を心待ちにし、誰にも邪魔されない幸せな日々を送っていた。しかし、そんな彼に癌の宣告が下される。
サンウクは済州島へ出張する。彼の心よりも重そうなバッグを持った人たちは、明るい笑顔を見せている。興味本位でついていくと、オルレキルに行き着く。息が切れそうになり、作業靴で足が痛くなるが、自然と新しい体験に生かされていることを感じる。
素晴らしい景色と波の音が、同じ思いを持つ人々との出会いにつながっていく。サンウクの旅は続くのだろうか。
(出典:ハンシネマ)