身も凍るようなコスプレ (2013)

若く裕福な女性スザンナが、廃墟と化した病院の建物で謎の殺人事件を起こしているのが発見された。死体は奇妙にも看護婦の制服に身を包み、厚化粧をしていた。被害者には100億円もの巨額の遺産が残されていたため、事件を担当したウェイン警部は、スザンナの夫デイビッドや保険屋のヴィンセントなど、関係者の追跡調査を開始する。その後、同じくビーチでコスプレ姿に厚化粧をした富豪夫人の死体が発見される。彼女はスザンナと同じように殺害され、肺はひどく凍傷になっていたが、凶器はまだ謎のままだった。しかし、その手口から、この2件の殺人は連続殺人犯によるものであることが示唆された。捜査の過程で、ウェインは2人の被害者の共通の友人であるジーナと知り合い、偶然にもジーナが昔、被害者と一緒に「コスプレ」のイベントに参加していた古い写真に行き当たる。しかも、そのコスプレ姿は死体で発見されたときとまったく同じだったのだ。この決定的な発見によって、ジーナは危険にさらされることになる。捜査の結果、警察は懐かしのコスプレドレスを専門に仕立てるビルを第一容疑者として逮捕した。これで事件は解決と思いきや、第3の殺人事件が発生。被害者はジーナの義理の妹、ローザだった。ウェインは袋小路に逃げ込んでいた。冷凍庫の中で、氷のピトンがジーニャの写真に激しく突き刺さっていたのだ。なぜ犯人はジーニャや他の被害者を狙ったのか？二人の間にある深い憎しみは何だったのか？そして犯人は誰なのか…。