韓国の港町、釜山でマフィアの幹部としてスピード感あふれる生活を送るキム・ヒョク。彼の親友はマフィア仲間のイ・ヨンチュン。世界の頂点にいるように見えるキム・ヒョクだが、北朝鮮から韓国に逃亡しようとした弟キム・チョルと母を置き去りにした記憶に悩まされている。キム・ヒョクの母親は殴り殺され、キム・チョルは北朝鮮当局に捕まって投獄された。
その後、キム・ヒョクは新入りのチョン・テミンと共にタイの暴力団と会うためにタイへ向かう。しかし、この会談はチョン・テミンが仕組んだものであったことが判明する。キム・ヒョクは銃を乱射してその場を切り抜けるが、その後タイの警察に捕まり、投獄される。親友のイ・ヨンチュンは、タイでキム・ヒョクに何が起こったかを聞き、釜山にあるタイ人ギャングの隠れ家へ行き、彼らのボスを殺害する。銃撃戦の最中、チョン・テミンは脚を撃たれてしまう。
3年後、キム・ヒョクはようやく出所し、釜山に戻る。そこには、足を引きずった親友イ・ヨンチュンの姿があった。自分を裏切ったチョン・テミンは、マフィアの中で出世し、今や犯罪組織のボスとして恐れられていた。さらに、キム・ヒョクの弟キム・チョルが釜山にやってきて、釜山警察署に勤務している。一方、キム・チョルはチョン・テミンを監視し、彼らの一味を壊滅させようとする。
ジョン・テミンがキム・ヒョクの弟を殺そうとしたとき、キム・ヒョクは復讐のために再び暴力団の世界に身を投じる。