過去の記憶に縛られた青年と、事故で記憶を失った幼なじみ、2人の記憶と嘘をめぐる再生の物語を描いたドラマ。中学3年の冬に両親を亡くし、地元の地主の養子となった由希奈。高校入学時に雪菜の事故に気づき、学校を休みがちになった幼なじみの薫は、雪菜を取り巻く現実を知りながらも、何もできない自分の無力さに苦しんでいた。16歳の夏の夕暮れ時、由希奈は交通事故に遭う。病院に駆けつけた薫が見たのは、記憶を失った幼なじみの姿だった。あれから10年の歳月が流れた冬の東京。喪失感と後悔を抱えながら東京で一人暮らしをしていた薫は、偶然にも由希奈と再会を果たす。
(出典:映画)