舞台は1839年11月、幕末の時代。引退した将軍の末子、成龍は狩りの途中、隣の忍藩に侵入する。藩主の阿部正頼に忍び込んだと言われ、怒りにまかせて阿部を殺害し、家路につく。忍藩の家老たちは、老中首座に裁きを求める。将軍家徳川家に恥をかかせたくない水雲長官は、阿部藩主に非があり、成夏が自分を守ったと事件を書き換えた。この「襲撃」に対して、忍藩は月末に廃藩となり、その土地は補償として成夏公に与えられることになった。
家老の立脇は幼なじみの仙石隼人に仇討ちを依頼する。隼人は忠実な侍たちを集めることに同意する。